マーリンズのイチロー外野手(41)が、フィリーズ戦に「2番右翼」で出場し、3打数無安打ながら3回に四球で出塁。後続の適時打で生還し、メジャー通算1340得点となり、日本時代の658得点と合わせて日米通算2000得点まであと「2」と迫った。すでに4月25日には、王貞治氏が持つ日本最多1967得点を更新。メジャーでも過去7人しかいない区切りの数字へ向け、着々と近づいている。

 この日は守備でも光るプレーを披露した。1回にゴードン二塁手との中継プレーで補殺を記録し、5回には右翼線の飛球をスライディングキャッチ。本拠地を沸かせた。試合は救援陣がリードを守れず、終盤に逆転負け。ジェニングズ監督は「イチのキャッチや補殺など、素晴らしい守備が多かったんだが…」と、渋い表情で振り返った。(マイアミ=四竈衛)