3月に右肘の靱帯(じんたい)修復手術を受けたレンジャーズのダルビッシュ有投手(29)が25日、本拠地アーリントンで報道陣に対応し、今月17日に開始したキャッチボールについて「痛みもないし、違和感もなくできている」と話すなど順調な回復を強調した。

 キャッチボールは手術から5カ月後に始め、ダラス近郊のリハビリ施設で週3度のペースで行っている。45フィート(約14メートル)で始めた距離を今週から60フィート(約18メートル)に延ばし、25球を3セットまでできるようになれば次の段階に進む。体の使い方を考えるうちについ強く投げてしまうこともあるそうだが「9月に投げられるわけではないので」と焦ることなく球団のプログラムに従っている。

 筋力トレーニングの制限はあまりなく「できることはできている」と言う。体は一回り大きくなった印象で「時間があるので、ここで(体を)強くしたいという気持ちはある」と説明する。プレーオフ進出争いに食い込んできたチームについては「最終的に優勝できるチームだと思う。うれしい」と笑顔を見せながら語った。