ジャイアンツ青木宣親外野手(33)が無安打に終わり、5月24日以来3カ月ぶりに打率が3割を下回った。

 8月9日に頭部に死球を当てられたカブス先発アリエッタとの再戦となったこの日は、バットから快音は響かなかった。

 ツーシームの制球が冴えたアリエッタの前にジ軍打線が沈黙。青木は第1打席に一ゴロに倒れると、第2打席は空振り三振、第3打席は二ゴロだった。

 7回2死一、二塁で迎えた第4打席には、2番手グリムと対戦。カウント2-2から5球目内角速球を力強く三遊間へ飛ばしたが、ショートが追いついて遊ゴロに倒れた。第5打席は左飛で5打数無安打。打率は2割9分7厘となった。

 青木は「今はちょっと(3割を)切りましたけど、とにかく終わった時だと思う。チームも、個人の成績も、終わった時にいい状態であるようにしたいと思います」と気持ちを切り替えた。