ヤンキース田中将大投手(26)が、7回5安打3失点1四球7奪三振と粘りの投球で今季10勝目(6敗)。昨年に続く2年連続2桁勝利を挙げた。

 1回表、ヤ軍打線が2死から一挙5点を先制。

 その一方で、田中は3安打1四球などで2失点。不安な立ち上がりを見せた。

 それでも、2回にはさらに4点の援護を受け、試合は一方的な展開となった。

 田中は3回裏、ソロ本塁打を浴びたものの、中盤以降は、いつものような安定感を取り戻して7回まで投げきった。

 この日は、交流戦のため、「9番」の打順に入り、1回表は直前の8番で攻撃が終了。2回は1イニングで2回打席が回るなど、通常のリズムと大きく異なる流れだった。試合後は、「1回に大量援護があった後、自分自身で前半バタバタしてしまった。(2回以降は)アプローチの仕方を変えて投げていった。真っすぐの走り自体は悪くはなかったと思います」と、冷静に振り返った。

 これで5試合連続でクオリティースタート(6回以上、自責3以内)をクリアした。

 防御率は3・62。

 球数は100球。

 最速は時速95マイル(約153キロ)。

 打撃内容は、二ゴロ、空振り三振、四球、三ゴロ。3打数無安打1四球だった。