マリナーズ岩隈久志投手(34)が苦しみながらも粘投し、今季6勝目(3敗)を挙げた。

 雨が降ったり止んだりする悪天候の中、味方打線に5点の援護を受けながら、1、2回は合計わずか20球で6アウトを奪った。

 テンポが悪くなったのは雨足が強まった3回から。2死三塁から2者連続で四球を与えて満塁のピンチを迎えたが、3番アブレイユを中飛に打ち取って無失点で切り抜けた。続く4回は先頭から3連続安打で1点を失うと、2死二、三塁から四球で再び満塁に。ここでも次打者イートンを二ゴロに打ち取り、大量失点を免れた。

 5回を3者凡退で終え、マウンドへ戻った6回2死一、二塁からフラワーズに左前適時打を許して1失点したところで、107球(69ストライク)で降板した。

 5回2/3を投げて7安打6奪三振4四球で2失点(自責2)。防御率は4・22。

 岩隈は「終わってから、今日は四球が多かったな、と思った。雨よりも(フォームの)バランスがよくなかった。悪い中でも開き直って腕をしっかり振って投げれたのが1つの収穫」と話した。