ヤンキース田中将大投手(26)が、8回6安打1失点1四球、今季最多の10奪三振と好投したものの、勝敗はつかなかった。

 この日の田中は、立ち上がりから快調で、4回までパーフェクト投球。

 6回表、ソロ本塁打で先制されたものの、ヤンキースはその裏、A・ロドリゲスの30号ソロで同点に追い付いた。

 田中は8回まで追加点を許さず、1-1と同点のまま、交代した。

 防御率は3・57。球数は104球。最速は時速95マイル(約153キロ)。

 5回表、パレーデスから空振り三振を奪い、日米通算1500奪三振(日本1238、米国262)を達成した。試合は、ヤンキースが9回表に1点を勝ち越され、競り負けた。

 試合後の田中は、「投球自体は良かったと思います。いい投球をしても、勝つ時もあればチームが負けてしまう時もある。自分の仕事を毎試合、毎回やっていくだけです」と、淡々とした表情で振り返った。