ヤンキース田中将大投手(26)が、ヤンキースの窮地を救った。

 首位ブルージェイズとの直接対決第4ラウンドで、7回4安打無失点無四球7奪三振の力投。負ければ自力優勝が消滅する一戦で、チームの連敗を「5」で止め、今季12勝目(6敗)を挙げた。

 3回まで毎回走者を許しながらもピンチをしのぐと、中盤以降は12人連続凡退に仕留めるなど、終始安定した投球を見せた。

 打線も、2回に2点を先行すると、4回にも2点を追加するなど、効果的に援護した。

 試合後は「(ブルージェイズに)3連敗の状態で登板が回ってきたので、4連敗だけは絶対に避けたい、何としても勝つんだ、という強い気持ちでマウンドへ上がりました」と、振り返った。

 防御率は3・40。球数は108球。最速は時速95マイル(約153キロ)。

 快勝したヤンキースと首位ブルージェイズとのゲーム差は、「3・5」となった。