1950年代のヤンキース黄金期を支え史上最高の捕手といわれたヨギ・ベラ氏が、22日に90歳で死去したと同氏の記念館が発表した。ニュージャージー州の自宅で、老衰だったという。

 ベラ氏は史上最多10度のワールドシリーズ制覇に貢献。MVPに3度輝き、48年から15年連続で球宴に選出、65年にメッツで引退し、72年に殿堂入りした。通算打率2割8分5厘、358本塁打、捕手では歴代最多1430打点を記録し「ヨギイズム」と呼ばれる機知に富む発言も愛された。04年には大リーグ日本開幕戦で来日し、通算400勝の金田正一氏とバッテリーを組んで始球式を行った。