試合中にナショナルズのベンチ内で乱闘が起こった。

 フィリーズ戦の8回裏、左飛に倒れてダッグアウトに戻ってきたブライス・ハーパー外野手(22)に対し、ジョナサン・パペルボン投手(34)が厳しい口調で言葉を掛けた。

 全力疾走しない怠慢プレーを叱責(しっせき)したとみられ、2人の口論は徐々にエスカレート。激高したパペルボンがハーパーに飛びかかり、のど元をつかんで激しくもみ合った。

 すぐに引き離されて大事には至らなかったが、リーグMVP候補の主砲と通算349セーブの守護神の大げんかに周囲は大慌てだった。ベンチ裏で話し合って和解したというパペルボンは「自分が悪かった。試合中にやるべきことではなかった」と反省した。