右太もも裏の張りで、別調整していたヤンキース田中将大投手(26)が、18日以来、中11日で先発に復帰。5回を投げ、5安打4失点1四球3奪三振で交代し、勝敗は付かなかった。

 立ち上がりの1回表、2死から2走者を許し、5番ショーに3ランを浴びた。

 3回表にもオルティスに適時打を浴びたが、4、5回は3者凡退に仕留めた。

 5回裏、ヤンキース打線が同点に追い付いたため、田中の黒星は消えた。 

 球数は95球。

 最速は時速93マイル(約150キロ)。

 試合後は「全部良くなかったし、ぐちゃぐちゃでしたね。ボールをコントロールできてなかったですし、修正するのに時間がかかってしまいました」と、反省の言葉を並べた。

 この日が、今季の公式戦では最終登板となる見込みで、メジャー2年目は24試合に先発し、12勝7敗、防御率3・51。

 154イニングにとどまり、2年連続で規定投球回数(162回)には届かなかった。

 試合は、5-5のまま、延長戦に突入。11回表、ヤンキースが4点の勝ち越しを許し、3連敗を喫した。チーム通算1万勝は、またもお預けとなった。