マーリンズのイチロー外野手(41)が、今季公式戦最終戦のフィリーズ戦で、メジャー初登板を果たした。

<投手イチロー:メモ>

 ◆球宴 96年オールスター第2戦(東京ドーム)で登板。9回2死走者なし、打者松井(巨人)の場面で右翼からマウンドへ。全セの野村監督は全パ仰木監督の起用法に「格式の高いイベントを冒涜(ぼうとく)した。松井君が打ち取られたらプライドが傷つく」と苦言を呈し、投手の高津(ヤクルト)を代打に起用。5球ストレートを投げ、遊ゴロに仕留めた。最速は141キロだった。また、95年の球宴ではスピードガンコンテストに参加し146キロをマークした。

 ◆高校時代 91年、愛工大名電高3年時の春の甲子園1回戦で松商学園(長野)戦に先発。9回完投も10安打3失点で敗戦投手。

 ◆熱望 大リーグに挑戦した当初からの夢だった。マリナーズ入団が決まった01年1月の渡米直前に「投げろと言われればやってみたいですね。と、いうよりやってみたいね」と公式戦登板に意欲を見せた。