マーリンズは6日、来季構想についての記者会見を開き、その中でイチロー外野手との再契約を発表した。サムソン球団社長はまず「投手として、ではないよ」と周囲を笑わせた上で「プレーオフを目指すチームにとって、大事な戦力として考えている。役割は今年と同じ4番手の外野手だが、チームにはしっかりとした選手層が必要」と真顔で説明する。22日に42歳となるメジャー最年長野手は会見に同席しなかった。

 メジャー通算3000安打まであと65本。マーリンズのユニホームを着てこの大台に届いた選手はいないため、イチロー外野手にその期待がかかる。達成が迫れば、日米を問わず注目度は高まるが、サムソン社長は「3000安打については、イチローと自分は同じ考え方。彼に3000本を打ってもらう目的ではなく、彼の野球への献身があるから契約した」と強調した。