メジャーのプレーオフが開幕し、マー君が2発に沈んだ。

 ヤンキース田中将大投手(26)が一発勝負の一戦に先発し、2本のソロ本塁打を含む5回4安打2失点3四球3奪三振で、敗戦投手となった。

 立ち上がりの1回表は、先頭から2者連続三振を含む3者凡退と好スタートを切った。

 ところが、続く2回表、先頭ラスマスに、初球を右翼席中段へたたき込まれ、先制点を許した。

 4回表には、先頭ゴメスに再び初球の高めスライダーを左翼席へ運ばれ、2点目を失った。

 5回表、3者凡退に仕留めた後、0-2とリードされた状況で交代した。

 球数は83球。

 最速は95マイル(約153キロ)。

 一方、ヤンキース打線はわずか3安打に封じられ、シャットアウト負け。早々とポストシーズンから姿を消した。

 試合後の田中は、「悔しい結果に終わってしまった。課題にしていたホームランを打たれてしまい、シーズンで出ていたことが、ここでも出てしまった。こういう展開にしてしまった僕の責任。まだまだ成長していかないといけない部分がある。より高いところを目指して投げていくだけです」と、メジャー2年目を振り返った。