ヤンキースのジラルディ監督が9日、本拠地ヤンキースタジアムで今季総括の記者会見を行い、田中将大投手が昨季痛めた右肘について「シーズン中は懸案にならないことを示した」と明るい見通しを語った。

 今季は田中の右肘に配慮し、通常より1日多い中5日で先発させることが多かった。監督は「今後話し合わないといけないが、残した数字を見れば、通常の休みでも、1日余分に休みを与えても大きな違いはなかった」との見方を示す。

 6日のワイルドカードゲームで敗戦投手となった田中について、監督は「トップ級の選手。でもナンバーワンかナンバー2かは分からない。セベリーノにもトップになるチャンスがある」と言い、21歳の新人右腕とともにも来季エースの資格があるとした。