大リーグ傘下のマイナーチームをキューバに移転させる計画が進んでいると、28日付のニューヨーク・タイムズ電子版が伝えた。

 計画の先頭に立つのは、最近までレッドソックス傘下3Aポータケットの副社長兼GMを務めていたルー・シュウェッチハイマー氏。すでに米国財務省海外資産監理局から必要なライセンスを取得しており、大リーグ機構からも権利を得て、早ければ17年にもキューバの首都ハバナにマイナー球団を移転させる計画だという。

 キューバには、61年の米国との国交断絶以前、レッズ傘下3Aのチームが存在しており、計画が実現すれば約半世紀ぶりにメジャー傘下の球団が再進出する。米国とキューバは国交正常化に向けて前進しており、大リーグ機構はキューバの選手がメジャーに移籍するためのルール作り、キューバでのオープン戦開催などの計画も進めている。