ヤンキース田中将大投手(27)が、アストロズとの今季開幕戦に登板し、6回途中までを2失点で勝敗は付かなかった。

 1回先頭から打者9人連続凡退と立ち上がりは快調だった。投げ合った昨季サイ・ヤング賞の左腕カイケルが2回に安打と四球などで2失点し、田中にとっては有利な展開だった。だが、4回に先頭から2連打された後に遊ゴロの間に1点を失い、6回には昨季新人王の3番コレアにソロ本塁打を浴びて同点とされた。その直後に四球を与えたところで5回2/3で降板。1本塁打を含む4安打、1四球、2失点、4三振だった。

 チームは8回に3点を追加され3-5で敗戦。開幕戦は2012年から5連敗となった。

 田中は「ホームランを打たれた球は、僕がミスした球で、それを見逃さず打たれた。スプリットを相手の膝より下に投げたかったですね。全体的には、ゲームは何とか作れていったと思いますけど、回が進んでばらけて、ボールが先行した部分があった。あのタイミングの交代にもつながったと思います」と話した。