レンジャーズ・ダルビッシュ有投手(29)が26日(日本時間27日)、3度目の打撃練習に登板し、力強い速球や切れのある変化球で打者をうならせた。

 右打ちのアルベルト、ルア、左打ちのニコラスと3人のチームメートに対し、3回を45球投げ、うちストライクが25球、ヒット性の当たりは初回の1球だけだった。回を追うごとに力強さと制球が増し、2、3回は空振りのストライクを多く奪い、三振は4個だった。球速表示は確認されなかったが、威力のある速球に、周囲から感嘆の声が上がる場面もあった。

 今後の予定は明日27日(日本時間28日)の状態を確認し、本人と球団首脳陣の話し合い、決定される見通し。順調なら次はマイナーで、右肘手術後初めて試合に登板する可能性がある。

 ダルビッシュは「90マイル(約145キロ)は出てるでしょ。真っすぐが(バットに)当たらないんだから、いいっていうこと」と好感触の様子だった。