マーリンズのイチロー外野手(42)がブルワーズ戦に「1番右翼」でスタメン出場し、1回表に右前打で出塁すると、すかさず二盗を決め、大台に到達。500盗塁と2900安打をマークしたのは史上8人目。

 米ブログサイト「グラントランド」は昨年、40代になっても衰えないイチローの「足」の秘密に迫る特集を掲載した。MLBから詳細なデータを取り寄せたところ、イチローが二盗する際のトップスピードの平均値は時速16・54マイル(約26・6キロ)。メジャーには時速19マイル(約31キロ)を超える選手もおり「意外なことに平凡な数字だった」とした。そこで「リードの大きさ」に注目。イチローの平均値は13・131フィート(約4メートル)で「2位以下を7インチ(約18センチ)も引き離すダントツの数字だった」と伝えた。

 ◆盗塁成功率 メジャーの名選手であっても8割を超えるのは難しいと言われる中、イチローは8割1分4厘をマーク。歴代1位の通算1406盗塁を記録したR・ヘンダーソン(8割8厘)や、通算938盗塁で歴代2位のL・ブロック(7割5分3厘)を上回っている。