レンジャーズ・ダルビッシュ有投手(29)が、1日(日本時間2日)、傘下2Aフリスコで右肘靱帯(じんたい)再建術後初めてのリハビリ登板を行い、完璧な投球復帰への第1歩を踏み出した。

 アストロズ傘下2Aコーパスクリスティ戦に先発し、約14カ月ぶりの試合で最初に投じたのは外角低めストライクの94マイル(約151キロ)速球。2死無走者から3人目に四球を与えたが、最後の4人目を2球で三飛に仕留め初回を終えた。

 2回は三塁手の失策で先頭打者を出したが、後続を3者連続凡退。2回、32球を投げ、無安打、1四球、2三振、無失点で、大きな歓声とスタンディングオベーションを浴びて降板した。速球は球場の速度表示で最速97マイル(約156キロ)をマークした。

 ダルビッシュは、気持ちがたかぶった様子で「今日はもう何か、普通のリハビリ登板1回目なのに、いきなりメジャーのノーアウト満塁くらいの気持ちでつい投げちゃってたので、ですね…」と話した。