ヤンキース田中将大投手(27)が26日、来季以降に検討されているストライクゾーン変更の可能性について関心を示した。先週開催されたオーナー会議の競技委員会で、実質的にストライクゾーンを狭くする規則変更に合意したと報じられており、「(投手は)不利になるでしょう。点を取りやすくされたらどんどん難しくなる」と語った。

 合意した規則では、ストライクゾーンの下限を膝下の下部から上部に引き上げるもの。試合時間の短縮が目的とされるが、「(報道でカージナルスの)ウェインライトが言ってたのは(ゾーンが狭まり)打撃戦になれば、試合が余計に長くなるんじゃないのか。確かにそうだと思います」と「打高投低」を懸念した。今日27日(日本時間28日午前8時10分)はレイズ戦に先発する。チームは2連敗中だが「これでまたズルズル連敗してしまったら意味がない。自分が止めたい」と力強かった。(ニューヨーク=水次祥子)