ヤンキース田中将大投手(27)が、今季10度目の登板となるレイズ戦に先発し、今季3勝目を挙げた。

 前回の登板と同様、プレートの一塁寄りから投げたこの日も、立ち上がりから終始安定し、4回までは無安打、無四球のパーフェクト。5回先頭の4番ピアースにこの日初めての安打を許し暴投で走者を二塁に進めるピンチとなったが、次打者を投ゴロに仕留め、自らの素早い動きで飛び出した二塁走者をタッチアウトとするファインプレーも見せた。

 7回、82球を投げ2安打、無四球、2暴投、4三振、無失点で、前回登板から2連勝。チームの連敗を2で止めた。

 田中は「前回感じた違和感というのはなかったですし、何の違和感もなくスムーズに投球ができました。スプリットはこの何試合かでは良かったと思うし、でも今日はスライダーが良かったからスライダーが少し増えたということだと思います」と話した。また明日復帰するレンジャーズのダルビッシュ有投手(29)について「ダイジェストなり何なりで見たいなとは思ってます」と話した。