マーリンズのイチロー外野手(42)が日米通算で115本目となる三塁打を放ち、福本豊の持つ日本プロ野球記録に並んだ。ブレーブス戦に「1番右翼」で出場し、3回2死二塁で迎えた2打席目。外角低めの変化球をうまくバットに乗せて右中間を深々と破り、滑り込むことなく三塁に達した。ただ、その後は3打席連続で空振り三振。5打数1安打1打点で、チームは1-9で完敗した。

 試合前には和む光景も見られた。04年に年間最多安打の257安打を更新したイチローを応援するため、前記録保持者ジョージ・シスラーの縁戚でアトランタ郊外に住むトランス・シムウェルさんらが観戦。イチローも笑顔でサインや写真撮影に応じた。メジャー通算3000本安打まであと11本と迫る中、あらためて記録との関わりを感じる1日だったかもしれない。(アトランタ=四竈衛)