ヤンキース田中将大投手(27)が、レッドソックス戦で6回1失点で7三振を奪い7勝目を挙げた。主砲オルティスとの勝負は見せ場だった。4回にはファウルなどで10球まで粘られたが、最後は「今日一番よかった」というスライダーで空振り三振を奪った。6回には今季最速タイの95マイル(約153キロ)を投げ込むなどで中飛に抑えた。

 前回登板の10日インディアンス戦で今季ワーストの7失点。前日には「野球のことを考えたりするとムカムカする部分はありました」と悔しさを隠せなかった。宿敵相手の3連敗を阻止し「チーム一丸となって勝利をつかむことができた。何としても白星を手にしたかった」と喜んだ。

 次回は22日(日本時間23日)のジャイアンツ戦。中4日では不調が続いているが、同監督は「中4日で投げてもらうつもりだ」と明言した。(ニューヨーク=水次祥子)