レンジャーズ・ダルビッシュ有投手(29)がロイヤルズ戦に登板し、通算27度目の2ケタ三振をマークし、今季初のクオリティー・スタート(QS)を達成したが、打線の援護が得られず今季2敗目(2勝)を喫した。

 1回は先頭エスコバルに右前打を許した後、盗塁と捕手の送球の際に打者の守備妨害まがいのプレーがあったが送球エラーと判定されて三塁まで進まれ、内野ゴロの間に先制点を許す不運な立ち上がりだった。

 2回には四球と安打で追加点、3回には先頭の2番カスバートに本塁打を許し3点目を失った。だが4回には先頭の6番ゴードンに三塁打を許した後、3者連続三振でピンチを凌ぐなど、尻上がりに調子を上げた。速球は最速98マイル(約158キロ)をマークし、制球もこれまでより安定。6回まで91球を投げ、7安打、1四球、3失点(自責2)、11三振だった。2ケタ三振は14年7月18日のブルージェイズ戦以来となる。

 ダルビッシュは、故障から復帰後ベストの登板だったかと問われ「はい、間違いなく一番良かったと思います」と話し、2ケタ三振については「取りたいところで取れたので、数もそうですけど、良かったと思います」と振り返った。