米大リーグで通算319本塁打を放っているレンジャーズの主砲プリンス・フィルダー(32)が首の故障で現役を引退することになったと9日、複数の米メディアが伝えた。10日に本拠地アーリントンで会見する見通し。

 7月下旬に首痛が悪化して故障者リスト入り。一昨年に続き2度目となる首の椎間板ヘルニアの手術を受け、医師に現役続行は困難と判断された。医学的な勧告によるため、20年まで残る契約年俸は保証されるという。

 フィルダーは父セシルが1989年にプロ野球阪神で活躍し、メジャーに戻って2度本塁打王を獲得。2005年にブルワーズでデビューし、07年に50本で本塁打王、09年に打点王に輝き、タイガースを経て14年にレンジャーズに移籍した。通算成績は1611試合で打率2割8分3厘、319本塁打、1028打点で、本塁打数はくしくも父セシルと並んでいる。