ジャイアンツの先発左腕ムーアが敵地のドジャース戦で9回2死まで無安打無得点試合を続けた。

 初の大記録にあと1死としたが、新人王候補の強打者シーガーにカウント1-1からの内角速球を右前打された。直後は表情が曇ったが、すぐに笑顔になって降板し「自分の持っているものをしっかり出そうと心がけた」とうなずいた。

 それでも1日にトレードでレイズから加入後、初勝利。今季メジャー最多の133球を投げ「自分のやるべきことができた」と胸を張る。ボウチー監督は「九回は本人の意思を尊重して送り出した。いい試合にしてくれた」と満足そうだった。