マリナーズ岩隈久志投手26日、レンジャーズ・ダルビッシュ有投手と投げ合う29日午後7時5分(日本時間30日午前9時5分)開始予定の一戦に向け、シカゴで20球の投球練習を行い、意気込みを語った。

 楽天で同僚だったヤンキース田中将大投手に続いて宮城・東北高出身のダルビッシュとの顔合わせとなり、2試合連続で日本投手と投げ合う。楽天の地元、東北のファンへの思いが強い岩隈は「打者ではないのでダルや田中と直接対戦しているわけではないが、盛り上げていかなきゃって気持ちもある」と素直な気持ちを口にした。ただ、シーズンは大詰めで「相手は同地区1位のレンジャーズ。ちゃんとゲームをつくることを意識したい」と気を引き締めた。

 24日の田中との投げ合いで規定投球回(162回)を超え、来季の契約が自動的に更新された。2017年は年俸1400万ドル(約14億3000万円)が保証されるが「イニングを達成したからとか、規定投球回数とかはあまり意識していない。残り試合もしっかり調整して自分の投球をしていきたい」と力強く話した。