マーリンズのイチロー外野手(42)がメッツ戦に「6番右翼」で出場し、今季21度目のマルチ安打と10個目の盗塁をマークした。

 4回に第2打席で左前打を放ち、ウェード・ボッグス(元レッドソックス)に並ぶ歴代27位のメジャー通算3010安打目を記録。8回にセンター越えの二塁打を放ち、ボッグスを抜いた。

 4回の安打後には二塁盗塁に成功し、メジャー1年目の01年から16年連続、日米通算では23年連続2ケタ盗塁を達成し、メジャー最多の23年連続2ケタ盗塁を記録しているリッキー・ヘンダーソン(元アスレチックス)に並んだ。42歳以上での2ケタ盗塁はメジャー4人目となる。

 2回は三振、6回は左飛で、4打数2安打1得点1盗塁だった。打率は2割9分8厘。

 イチローは、ボッグスを越えたことに「僕が来たときはもうコーチだったでしょ、タンパで。選手としての記憶はないですね。名前のインパクトはもちろんありますがね。(1年目に)バットもらいましたがね」と話した。

 チームはワイルドカードを争うメッツとの直接対決で痛いサヨナラ負けを喫し、67勝64敗で並んだ。2位までがプレーオフに進出できるワイルドカードで、4位タイとなる。