ヤンキース田中将大投手(27)がブルージェイズ戦で今季28度目の先発マウンドに上がり、今季12勝目(4敗)を挙げた。

 強力打線を相手に1回先頭から二塁打、単打の2連打で先制点を許し、立ち上がりから状態は良くなかった。それでも1回裏にすぐ味方打線が2点を奪って逆転し、2回以降は苦しみながらも変化球などでタイミングを外しながら多彩な投球で6回までは追加点を許さず。7回先頭に四球を与えたが次打者を右飛に打ち取ったところで、105球で降板。6回1/3を7安打、3四球、2失点で4三振だった。これで8月7日のインディアンス戦以降は6戦無敗で、前回の勝敗が付かなかった試合をはさんで5連勝。チームはその間、田中の登板した試合で6戦全勝している。

 田中は「今日は全然、何も良くなかったですし、初回に点を取られて、メンタル的にも、いきなりやってしまったという感じになりましたけど。自分にとっては全然喜べない登板ではありました」と話した。