イチロー外野手(42)の同僚で、今季16勝を挙げるマーリンズのホセ・フェルナンデス投手(24)が米時間25日未明、フロリダ州マイアミビーチで事故死した。

 乗船中の高速ボートが岩礁地帯に衝突し、そのまま転覆。警察に通報があり、沿岸警備隊が午前3時30分に大破したボートを発見した。中から3人の遺体が見つかり、うち1人はフェルナンデス投手と判明した。

 同投手は13年に新人王を獲得し、今季も勝利数はリーグ5位タイ、253奪三振は同2位、防御率2・86も同9位と、メジャーを代表する先発右腕だった。デーゲームで予定されていた本拠地でのブレーブス戦は中止となり、マ軍は「マイアミ・マーリンズはホセ・フェルナンデスを失った悲しみに打ちひしがれています。困難に直面している彼のご家族に心から祈りをささげます」との声明を発表。大リーグ機構のマンフレッド・コミッショナーも「彼はデビューから衝撃を与えた、偉大な若手スターの1人だった」と、早すぎる死を悲しんだ。