かつて広島でプレーし現在インディアンスで打撃コーチを務めるタイ・バンバークレオ氏(54)が、自軍と古巣の快進撃を祈った。

 この日は教え子であるフランシスコ・リンドア遊撃手(22)が、決勝の2ラン本塁打を放ち、ブルージェイズとのア・リーグ優勝決定シリーズ第1戦を先勝。リンドアはメジャーでは小柄な180センチ、86キロだが、地区シリーズに続いてこれが2本塁打目となり、ポストシーズンで複数本塁打を記録した球団史上最年少の選手となった。

 登録名「バークレオ」で87年から90年まで西武、91年に広島でプレーしパワーヒッターで鳴らしたバンバークレオ打撃コーチは「リンドアはいい打者だし、練習熱心だよ」と目を細め、ワールドシリーズ進出に向けてまず先勝したことには「7戦まであるので、まず1つずつ勝っていくこと。先は長い」と話した。広島についても「ポストシーズンに進んでいることは聞いているよ。素晴らしいね。頂点を目指してがんばってほしい」とエールを送った。