ナ・リーグ優勝決定シリーズ第2戦が行われ、ドジャースが1-0でカブスに競り勝ち、対戦成績を1勝1敗とした。エース左腕クレイトン・カーショー投手(28)が、5回途中まで完全投球を続け、7回2安打無失点と快投。クローザーのケンリー・ジャンセン投手(29)との完封リレーで逃げ切った。

 息詰まる投手戦を見守った前田は、試合後、あらためてカーショーの底力に感服した。「登板間隔が短いですし、すごいな、と思います」。前夜の第1戦に先発した前田は、4回3失点で降板。ラスト2回を無失点と立ち直ったことで、好感触も感じ取っていた。「1回投げられたというのはプラス。感覚的には悪くはなかったですし、次に投げる機会があれば前回よりはイメージしやすいのかなと思います」。

 現時点では、中4日で20日(同21日)の第5戦での先発が有力視される。「短期決戦では、早い回に点を取られるとどうしても代打を送られる。そういうところを気を付けないといけないですね」。過去2試合は運にも見放されているだけに、次回登板ではスッキリ快投で嫌な流れを変えたいところだ。