ドジャースが、カブスに敗れ、瀬戸際に追い込まれた。

 先発した前田健太投手(28)が、立ち上がりの初回、先頭打者に中前打。1死後、3番リゾに右翼線二塁打を浴びて1点を先制された。それでも、1死一、二塁のピンチを連続三振で切り抜けた。

 2、3回は無失点。

 4回表、二塁打と死球で無死一、二塁のピンチを招いたが、後続を空振り三振、中飛。打席に投手レスターを迎えたところで交代を告げられた。

 前田の投球成績は、3回2/3を投げて3安打1失点2四球6奪三振。

 球数は76球。

 ド軍は4回裏、同点に追い付き、前田の黒星は消えた。

 ところが、救援陣が6回に2点を勝ち越され、8回にも5失点。終盤、打線が反撃したものの、及ばなかった。

 試合後の前田は「そんなに悪くはなかった」と振り返る一方、交代期について「ポストシーズンだから仕方ないことかもしれないです。代わるとは思っていなかったのでビックリしましたけど、言われれば仕方ないです」と、悔しさをのぞかせた。

 なお、第6戦は22日(同23日)、舞台を再びシカゴへ移し、カ軍ヘンドリックス、ド軍カーショーの両先発で行われる。