ヤンキース田中将大投手(28)が11月30日、楽天の本拠地コボスタ宮城を訪問した。

 田中は古巣のコボスタ宮城を満喫した。グラウンドに足を踏み入れ、13年に日本一となったマウンドの感触を確認。「頭によぎりました。ここまでの野球人生の中でも、一番の出来事じゃないかな」と、しみじみ話した。ヤンキースタジアムと同じ配合の天然芝は「芝の長さはヤンキースタジアムの方が長い。長さだけで踏む感触は変わってくる」と、ならではの感想を口にした。

 観覧車にも乗った。「安易に乗るって言いましたけど…僕、高いとこダメなんで」と意外な一面を明かしつつ「ああいう高さから試合を見たら、また面白いかも」。カメラマンの要望に応じ、メリーゴーラウンドにもまたがり手を振った。「ホッとしますね」と仙台への愛着を隠さず、このマウンドでまた見たい、の問いには「先のことはどうなるか分からないけど、そう言っていただけることは、これ以上なくうれしい。少しでもいい報告をたくさん届けられるように頑張る」と語った。