米国野球殿堂は4日、前コミッショナーで昨年1月に退任したバド・セリグ氏、ロイヤルズとブレーブスの黄金期にゼネラルマネジャー(GM)を務めたジョン・シュアホルツ氏の殿堂入りを発表した。1988年以降に活躍した球界関係者の候補から選考委員16人の投票で決まった。

 セリグ氏はコミッショナー代行に就任した92年から長年大リーグをけん引し、プレーオフ拡大や交流戦導入などを実行。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を創設して世界戦略を進めた。

 シュアホルツ氏はGMとして85年にロイヤルズ、95年にはブレーブスでワールドシリーズを制覇。ブレーブスでは91年から14シーズン連続で地区優勝(ストライキの94年を除く)を達成した。

 全米野球記者協会が選ぶ殿堂入り選手は来年1月18日に発表される。