米大リーグ公式サイトが26日、「2016年の最高の瞬間」と題し、イチロー(マーリンズ)のメジャー通算3000安打を特集で取り上げた。

 イチローは8月7日のロッキーズ戦の7回に右越え三塁打を放ち、史上30人目の偉業を達成。「27歳でメジャーデビューした選手の3000安打は予測できなかった」と驚きとともにたたえた。

 米国生まれ以外ではロベルト・クレメンテ(プエルトリコ)を含め過去4人しかいない事実でも希少価値を強調した。さらにメジャー歴代1位の通算4256安打を放ったピート・ローズ氏の「途方もない打者。3000安打で自動的に殿堂入りに値する」との賛辞や、同2位の通算755本塁打を記録したハンク・アーロン氏の「彼のパフォーマンスには感心している」との声を紹介した。

 今季はメジャー最年長野手として143試合に出場し、95安打を放って打率2割9分1厘を記録した。10月で43歳になったが、マーリンズのマッティングリー監督の「イチローに年齢の話はやめよう」との言葉を伝えた。