米国野球殿堂は18日(日本時間19日)、今年の殿堂入り選手を発表。ジェフ・バグウェル氏(48)、ティム・レインズ氏(57)、イバン・ロドリゲス氏(45)の3人が選出された。

 3人の略歴とコメントは以下の通り。

 ◆ジェフ・バグウェル メジャーデビューした91年からアストロズ一筋で、両足を大きく広げるがにまたの打撃フォームで活躍。ストライキでシーズンが短縮された94年に3割6分8厘、39本塁打、116打点でナ・リーグ最優秀選手(MVP)に選ばれた。通算成績は打率2割9分7厘、449本塁打、1529打点。48歳。マサチューセッツ州出身。

 「才能にあふれていたわけではないが、周囲にいい選手が多く、恵まれていた。安打を打つのは難しいことだが、自分にできる最善を尽くした」

 ◆ティム・レインズ氏 俊足の外野手として79年にエクスポズ(現ナショナルズ)でメジャーデビューし、81年から4年連続盗塁王。86年には首位打者を獲得した。ホワイトソックス、ヤンキースなどでもプレーし、通算成績は2502試合で打率2割9分4厘、170本塁打、980打点、808盗塁。57歳。フロリダ州出身。

 「ここまでこられるとは思っていなかった。とても幸せな男だ。長年待たされたが、昨年票数が伸びたのでチャンスはあると思っていた。カナダ、モントリオールのファンの後押しが大きかった」

 ◆イバン・ロドリゲス氏 91年にレンジャーズでメジャーデビューし、強肩強打の捕手として活躍。オールスター戦に14度選出され、ゴールドグラブ賞に13度輝いた。99年にはア・リーグ最優秀選手(MVP)。通算成績は2543試合に出場し、打率2割9分6厘、311本塁打、1332打点。45歳。プエルトリコ出身。

 「候補となって1年目で殿堂入りできたことを誇りに思う。言葉にならない。守備が自分にとっては一番重要だった。毎日、守りでいいプレーをしようと思っていた」