米国野球殿堂は18日(日本時間19日)、今年の殿堂入り選手を発表。アストロズ一筋で通算449本塁打を記録したジェフ・バグウェル氏(48)、エクスポズなどでプレーし、首位打者1度、盗塁王4度のティム・レインズ氏(57)、強肩強打の捕手として2844安打のイバン・ロドリゲス氏(45)の3人が選出された。

 ロドリゲス、バグウェル、レインズの3氏は予想通り米球界最高の栄誉を手にした。いずれも通算成績やチームへの貢献度は卓越している。ロドリゲス氏は貴重な強打の捕手であることに加え、強肩で守備力も高く、有資格1年目で選ばれた。

 バグウェル氏は徐々に得票を伸ばし、7年目で選出された。同じ通算449本塁打をマークしたウラジーミル・ゲレロ氏は対象1年目で落選したものの、得票率71・7%を獲得した。俊足巧打のレインズ氏は得票率69・8%だった昨年から票を積み上げ、最後のチャンスをものにした。

 一方で、2年目で選出が有力視された歴代2位の通算601セーブのホフマン氏は5票差で惜しくも漏れた。実績は圧倒的で、抑え投手に対する評価が厳しい投票の傾向がうかがえた。