マーリンズのイチロー外野手(43)が24日、守備中に同僚と衝突し右脚を負傷してから3日ぶりにバットとボールを握った。腰と右膝上部を痛め治療に専念していたが、この日は室内ケージでトス打撃を32スイング、マシンによる打撃を54スイングこなし、鋭い打球音を響かせた。キャッチボールは塁間より少し長い距離で約5分間、ゆったりとしたフォームで投げた。

 さらに、短い距離をランニングで3往復したが、軽いジョギングのような走りだけで、全力疾走にはまだ程遠い状態。自身も「打つときは全然気にしなくて大丈夫。まあ走るのと投げるの、腰だね。走ることはまだあんな感じでしかできないんでね。もうちょっとかかるかな」と話した。脚の腫れは引いているが、腰の状態は「分からない」と微妙。今後は徐々に運動量を増やす予定だが、オープン戦出場はまだ先になりそうだ。(ジュピター=水次祥子)