大リーグ機構(MLB)が、公式球を供給するローリングス社に、滑りにくい粘着性のある球を発注したと、2月27日付の米ヤフースポーツが伝えた。

 松やになどの滑り止めを使った「グレーゾーン」投球をなくすことが狙い。同社の幹部は「近いところまできていると思う」と説明した。MLBは新ボールの生産能力次第で計画を進めるか判断し、導入は早くても18年からだという。日本では国際大会への対応などを目的に、滑りやすいとされる大リーグ使用球に近い統一球を11年から導入。WBCでは大リーグの公式球を使用する。