日本と初戦で対戦するキューバは約1時間半、調整した。和気あいあいとした雰囲気の中、今季からソフトバンクでプレーするデスパイネが豪快な当たりを連発するなど、本番へ向けてしっかりと照準を合わせてきた。

 キューバ戦に先発登板する石川とロッテで3年間チームメートだったデスパイネは「どの球種もいい。素晴らしい投手だが対抗できる」と語った。1次リーグで最大のライバルとなる日本との対戦には「いいプレーをすれば勝てない相手ではない。日本にも弱点はある」と自信をのぞかせた。

 かつて巨人に所属したセペダは、4大会連続でWBCに出場となり「個人的にも名誉だが、チームが第一」と勝利を望んだ。1週間前に日本戦の先発を告げられた右腕のエンテンザは「いい打者がそろっている。低めに集めたい」と警戒した。