ヤンキース田中将大投手(28)が、レイズとの開幕戦に登板し、自身のメジャーワーストとなる自責点7で黒星を喫した。

 初回の先頭から中前打、左中間二塁打といきなり連打を浴び、犠飛で先制を許し、1死満塁から6番モリソンに2点適時打され、1回だけで3失点。2回には2番キーアマイヤーに四球を出した後、2死一塁で3番ロンゴリアに左翼へ2ランを浴びた。3回にも6番モリソンにソロ本塁打を許すなどでさらに2点を追加され、2回2/3を2本塁打を含む8安打、2四球、3三振で7失点(自責7)で降板した。

 2回2/3は、1年目の14年9月27日レッドソックス戦の1回2/3に次ぐ自身2番目に短い登板。7失点は自己ワーストタイで5度目、自責点7はメジャー初となる。

 チームは2回に2点を返し、9回裏に無死満塁の好機で1点を追加したが、反撃が及ばず敗戦。これで2012年から開幕戦6連敗。田中自身は、3年連続の開幕投手でいまだ白星なしとなった。

 試合後は会見場に厳しい表情で現れ「何もできなかったていうのが一番で、スプリングトレーニングの初日からこの日に投げるぞって言われて調整してきていただけに、やはり今日こういう投球しかできなかったっていうのが、すごく悔しいです。正直、今はまだ受け止めきれない部分があるので、明日休日ですし、そういう時間を使ってしっかりと、まずはしっかりと今日あったことを受け止めて、次の登板に向けて、しっかりと調整していきたいと思います」と話した。