AP通信によると、大リーグは、6日(日本時間7日)のカブス戦で、バウンドした投球が自身のプロテクターにくっついたカージナルス・ヤディエル・モリーナ捕手(34)に対し、何の処分も科さないという。

 ボールに異物をつけるのは野球規則に違反し、退場および、10日間の出場停止処分が科せられる。だが、これはもともと投手に対してのみの規則。さらに試合中にカブス側からの抗議もなく、モリーナも、投手のセシルも「異物はつけていない。何でああなったのか分からない」と話しており、大リーグもそれ以上の調査は行わないもようだ。

 NBC電子版によると、カブスのヘイワードは「たぶんモリーナがボールを握りやすくするために使っていた松ヤニか、タフスキン(肌に噴射して包帯等をずれにくくするスプレー)によってくっついたんだろう」と推測していたという。