米大リーグ機構は18日、禁止薬物のナンドロロンに陽性反応が出たとしてパイレーツのスターリング・マルテ外野手に80試合の出場停止処分を科したと発表した。

 28歳のマルテは走攻守そろった主力選手。オールスター戦に選ばれた昨季は打率3割1分1厘、9本塁打、46打点、47盗塁でゴールドグラブ賞にも輝いた。今年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)にはドミニカ共和国代表で出場した。

 マルテは球団を通じ「不注意と無知によって高い代償を伴う過ちを犯してしまった。自分を支え、信じてくれた多くの人に背いたことを許してほしい」などとする声明を出した。