ドジャース前田健太投手(29)が、今季最長の7回を5安打2失点1四球8奪三振と力投し、2勝目(2敗)を挙げた。

 立ち上がりから快調で、1、2回とも3者凡退で切り抜けた。

 3回2死一、三塁から2番ガルビスに2点適時二塁打を浴びてリードを許したが、その後は踏ん張った。

 4、5回と走者を出しながらも無失点。その間、ド軍打線が小刻みに得点して逆転に成功した。

 前田は5-2と3点リードした7回を投げ切ってマウンドを譲った。

 球数は101球。

 防御率は、6・58。

 メジャー2年目の今季は、開幕以来、4試合に先発し、1勝2敗、防御率8・05。不本意な登板が続き、先発ローテーションから外される可能性も取り沙汰されていた。

 試合後は「最近、いい投球ができていなかったので、7回を投げ切れたこともそうですし、チームの勝利に貢献できたということは、僕にとってすごくいい1日でした」と振り返る一方で、「ホッとしてます。久しぶりに勝てて、勝ちの喜びをいつも以上に感じてます」と、率直な気持ちを明かした。

 ド軍は、勝率を5割に戻した。