カージナルスの名捕手ヤディエル・モリーナ(34)が、抜け目ないプレーでチームのピンチを救った。

 3-1とリードした6回表の守備。先発のリンが簡単に2アウトを取った後、2本の安打で一、二塁とされた。さらに続く7番メゾラコに四球を与え、満塁のピンチを迎えた。

 だがここでモリーナは、二塁から三塁へ進塁した走者スアレスのボーンヘッドを見逃さなかった。

 四球は、死球とは違ってインプレー。スアレスが気の抜けた様子で三塁ベースから離れ、モリーナが持っていたボールからも目をそらしていた。

 モリーナは投手へボールを返すような雰囲気から、すかさず三塁へ送球。三塁ジャーコがスアレスをタッチして3アウトチェンジとした。