レンジャーズ・ダルビッシュ有投手(30)が、6回3安打2失点(自責1)4四球10奪三振の快投で、今季3勝目(2敗)を挙げた。

 初回、先頭打者に四球を与えたものの、後続を打ち取って無失点。2回表は2三振、3回表は3者連続三振と、3回まで無安打無失点6奪三振と力投した。

 4回表には、3番トラウトの適時二塁打に失策がからみ、さらに4番プホルスの犠飛で2点をリードされた。

 それでも、続く5回表を3者連続三振。

 その裏、味方打線が一挙4点を奪って逆転に成功した。

 5回終了時で球数は97球だったが、6回表も続投。3四球で1死満塁のピンチを招いたものの、無失点で切り抜けて交代した。

 球数は、今季メジャーの先発投手で最多となる125球に及んだ。

 最速は97マイル(約156キロ)。

 ダルビッシュの2桁奪三振は今季2回目で、通算30回目。

 試合後は「三振は別にどちらでもいいので、三振が多ければ何か、ということはないです。ボールの状態はすごく良かったですが、微妙なコントロールがちょっと良くなかったです」と、淡々と振り返った。