ヤンキース田中将大投手が敵地で、メジャー4年目で初のレッズ戦に登板した。粘りの投球で7回112球、10安打1四球、1本塁打、6奪三振で5連勝(1敗)を飾った。

 3点を先制した1回裏、いきなり3連打で1失点したが、粘りの投球を続けた。4回には守りの乱れなどで無死満塁のピンチを迎えたが、最後はスプリットで併殺打とし、この回無失点で切り抜けた。

 5回も味方守備の乱れなどで2死一、三塁のピンチを迎えたが、1失点でしのいだ。7回に3番ボットに2ランを許して3点差に迫られたが、7回を投げきった。

 チームは交流戦史上最長となる延長18回の末、5-4でカブスに勝利し、米中部時間午前1時15分、死闘を終え移動してきた。田中は先乗り移動したが、打線も疲れを感じさせなかった。1回表、サンチェスが2点適時打を放ち先制。さらにグレゴリアスもタイムリーで3点が入り、田中を援護した。2回も田中が送りバントを成功させ、ヒックスの適時打につながり、リードを4-1と広げていた。ヤンキースは7回にも押し出し死球などで7-2とした。7-4とされて迎えた8回にはガードナー、ホリデーの本塁打で10-4とした。

 田中の打席は犠打、空振り三振、見逃し三振だった。