マリナーズ岩隈久志投手が10日、右肩炎症のため10日間の故障者リスト(DL)に入った。シアトルで磁気共鳴画像装置(MRI)による検査を受ける予定。DLは7日にさかのぼって適用され、17日以降復帰が可能となる。

 地元紙シアトル・タイムズによると、岩隈はここ数試合の登板で右肩に違和感があったという。3日の前回登板で左膝に打球を受けて負傷したこともあり、精密検査を受けることになった。

 11日のブルージェイズ戦での先発予定は取りやめとなり、サービス監督は地元メディアに「彼はベテランだ。準備ができれば自分でその時期が分かるし、信頼するだけ」と話した。

 岩隈は今季6試合に登板し、0勝2敗、防御率4・35の成績だった。

 マリナーズはエースのヘルナンデスが右肩炎症で離脱中。左腕のパクストンとスマイリーもDL入りし、先発投手の故障が相次いでいる。岩隈の離脱でさらなる戦力低下は避けられない状況で、サービス監督は「試合は目の前にあるし、戦うしかない」と話した。