マーリンズ・イチロー外野手は出場しなかった。

 1点を追う7回2死一、二塁、ナックルボールを武器とする右腕ディッキーへの代打にイチローではなく、右打者のムーアを起用した。イチローはマリナーズ時代の同僚のディッキーに通算23打数4安打、打率1割7分4厘と苦手にしていた。

 一方、ムーアはここまで5打数3安打1本塁打だった。そのデータ通りに逆転3ランを放って連敗を5で止めた立役者になり、マッティングリー監督は「相性が良かったから」と簡潔に采配の意図を説明した。